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ホンダフィット GK3 ウインカー不灯修理

作業事例

車両情報

ホンダ フィット GK3

業者様よりご依頼です。
気が付いたらウインカー、ハザードともにすべててんとうしなくなったとの事。以前にも同じことがあったが、その時はヒューズ交換で治ったそうです。

配線図、回路図を確認し電源チェックから。
ご指摘通りヒューズ切れがありましたので交換してみたところ、刺した瞬間に切れました。
今回の場合刺したら治ってしまう方が点検しづらいのである意味ラッキーなんですが…回路内どこかでショートしているようですのでウインカー系統をすべて点検する必要があります。

まずはバッテリーを外して電源側である上流を遮断、下流側の各ウインカーバルブとミラーウインカーのコネクターも外して回路を独立させます。
この状態で使用しているハーネスを一本ずつボディーアース間で導通チェックをしていきます。
各ハーネスはどこにもつながっていない状態なので、てすたーの抵抗値は無限大を示すのが正常。
抵抗値が表示されたら導通状態なので該当ハーネスのどこかでボディへアースしてしまっていることになります。

この車は、バッテリからバルブまでの間にヒューズボックスと一体になったMICUというコントロールユニットがあります。
ここに電源が入り、ウインカースイッチ、ハザードスイッチからの信号でMICUがウインカーおよびハザードの点滅作動を制御してます。

MICUを外し各ハーネスを導通チェックしていった結果、ハザードスイッチ系統にショートがありました。

ハザードスイッチコネクタ付近に被覆破れがありました。被覆が破れただけで電線自体は切れはなかったのでテーピング処理、コルゲートチューブで保護して修理。

原因は電源取り出し加工をした後に配線の固定位置が不適切で走行を繰り返すうちに振動で被覆が剥がれてしまったようです。
最初に故障したときは一瞬だけショートした微妙な位置だったのでしょう。
適切な位置に固定し修理完了です。

内装や電装品の脱着時に適当に押し込むとこのようなトラブルになる可能性がありますのでご注意ください。

ご依頼ありがとうございました!

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